10月28、29日と
風土を育む環境再生〜建築ワークショップに参加してきました。 和久倫也さん・佐藤俊さん(wakuworks)+落合俊也さん(森林・環境建築研究所)の環境視点により、戸隠飯綱高原約1400坪の敷地にて建築の配置を考えていきます。
風と土、水の状態を五感、肌感覚、森を育む環境再生作業を通じて、建築の具体的な建ち方を学びます。
敷地全体を歩きながら、起伏や土の状態、水、空気の流れを読み込んでいき、水の滞りのある場所には水の通り道を造ります。
次の日にはしっかりと水の流れが生み出されていました。
その後、杭打ち、シガラミ作業もしっかりと行い、水の滞りを解消していきます。 空気、水の詰まりの原因は、大抵が川下側にあります。 ここでは道路、側溝や砂防ダム、ゴルフ場によりコンクリートで固められていることが要因 となっています。
倒木も多く、木が枯れかけている状態のものも多く見られ
、いかに空気や水の流れが重要かがわかります。
水や空気の流れを考え、周辺の木々の状態を把握し、建築をどう配置していくか。 屋根から落ちる雨の道をも考慮して検討していきます。 前日には1Mほどの穴を数か所あけて置き、土中の水の状況もしっかりと把握します。 最終的に、北側に飯綱山の稜線が望め、南側に自然地形による起伏のある白樺が多く繁殖している築山のような場が望める陽だまりのある平地(ちょっとした丘のような場所)に粗方決定。
環境視点による建築の配置を考えることは今まで経験がなく、非常に勉強になる二日間となりました。
敷地内の木々にはヤドリギも多く見られました。
神が宿る木、幸運を呼ぶ木とも言われているそうです。
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