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坂田さんの「鳥が集まる庭づくり」ワークショップ@柿右衛門農園

先日、KAMOSUにお野菜を置いていただいている柿右衛門農園さん 坂田昌子さんの「鳥が集まる庭づくり」のワークショップが開催されました。 坂田さんには鳥山のワークショップでお世話になっており、柿右衛門さんにご紹介して今回実現に至りました。


左側の鬱蒼とした竹林と建物奥の傾斜部分の土中環境整備が主な作業になります。 まずは竹林の整備から。 古い竹と新しい竹の見分け方や竹の性質の説明を坂田さんから聞き、作業に入ります。 親竹となるものを残し、古い竹を間引いていきます。

しっかりと切った竹、葉はある程度の長さに切り揃え、今後に使えるように平積みに。

現状はかなり鬱蒼としています。 竹には非常に殺菌作用があり、地面に堆積した竹の葉により、他の植物が全くと言っていいほど育ちません。そのため、竹の葉もしっかりと取り除かなければなりません。

取り除くことで、他の生態系の居場所ができ、多様化し、土がまた潤いを取り戻すようになります。 広葉樹にも竹が多く取り囲んでしまっていて、そのままにしてしまうと広葉樹は時機に枯れてしまうことにも繋がります。

毎年しっかりと整備していくことが大切だと学びました。

まだ全てが終わったわけではありませんが、午前中だけでここまですっきりと。 空が見え、風が通るようになり、これだけの作業で竹林が気持ちの良い場に一変しました!

これで夏の蚊の多さも変わってくるだろうと思います。

午後は傾斜部分のしがらを組む作業。


この傾斜部分の土が乾燥しています。雨が降ることで土が建物側に流れてきてしまいます。笹が生えているところが乾燥しているところになります。 笹は乾燥した土を好み生えてきますが、土が潤いを取り戻すと自然と撤退し、潤った土に生えてくるシダ類やユキノシタ等が生えてきます。 鳥山で学んだことでもあり、触ることと、目で見る判断の指標としています。 今後、自分が設計した住宅の庭づくりにも生かしていきたい!



坂田さんの杭打ちの場の判断の仕方、しがらの仕方の説明を聞き、作業へ。しがらは何度か経験するとできるようになってくるのですが(鳥山で経験したしがらとはちょっと違いました)、この杭打ちの場所の判断は非常に難しいです。 杭を打つことで土中の水が動き出すのですが、近くに生えている欅の根を傷つけないように打つ場所に配慮しなければなりません。 欅の枝張りを見て、直根、側根、細根を判断し、打つ場所を決めていきます。 う~ん、難しい~。経験が必要です。 しがらは鳥山の時とは少し違い、細い枝、中位の枝を編んでいき、そこに枯れ葉を縦に詰めていき、それを重ねていくようなイメージです。 そうすることで、枝と枯葉を水がゆっくりと浸透していくようになります。 ゆっくりと浸透するということは、ゆっくりと乾燥していくので、土の湿潤状態を長く保つことができるということです。



作業はまだまだ終わらず。 次回に持ち越しです。 エキサイトの過去ブログ

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